Good day mate!!
オーストラリア在住。元サッカー日本代表、田代有三です。
ブログの更新かなり長い間さぼっていました。
これからはパンパンっとあげれるようにします。
前回は海外挑戦を決めた理由と、どのようにして海外挑戦をしたのかについて書きました。今回はそのアメリカに行った時の事を思い出しながら書いていこうと思います。
MLS挑戦!後悔しない為にアリゾナへ
2015年1月27日深夜便に乗り込みハワイ(ホノルル)経由、アリゾナ(フェニックス)行きの飛行機で行きました。

アメリカMLSのキャンプ地で人気なのがアリゾナ。
僕が練習参加をしたチームはボストン(ニューヨークの北)のニューイングランドレボリューションと言うチームでしたがキャンプ地がアリゾナでした。キャンプ地にそのまま合流という事でアリゾナに向かいました。
ボストンに行ってみたかったですが・・。
不安と希望を持ち機内に乗り込み、周りを見渡すと外人ばかりの機内。キャビンアテンダントも日本人は見当たらず。1人で海外に行った事がなかったので不安は増すばかり。
深夜便だったのですがアメリカ(アリゾナ)は日本との時差が16時間(日本の方が早い)もある事を知っていた僕は寝らずに機内を過ごす事にしました。
機内でやっていた事は、この本をひたすら読んでいました。その他は覚えていません。きっと映画も観ていたのでしょうが記憶がありません。

ホノルルに到着する1時間程前にゴツい男性のキャビンアテンダントの方が僕の所に来て何やら話しかけてきました。何何?呼んでないけど・・。もちろん英語です。
何か分からないままゴリマッチョは去って行きました。
その30分後またゴリマッチョが現れ、何やら言っています。彼の仕草で分かったのですがきっと”準備はいいかい?”と言っていたのでしょう。荷物を持つようにうながされ連行される僕。。
あれ?何か僕悪い事しましたか・・?
訳がわからないまま前方の席に座らされると・・
小林大悟選手と初対面
そこに現れたのは救世主、”小林大悟選手”。
同じ便なのは知っていたのですが、これまで同級生でありながら接点がなかった為、面識はほぼありませんでした。
もちろん彼の事は知っていました。
そこで初めましての挨拶とともに何で前に連れてこられたんですかと聞くと、乗り換えの人が早くおりれるようにだよと優しく教えてもらいました。
あーなるほど。英語がわからないって本当に不便。
はじめましての小林大悟選手。
僕、初対面、人見知りする傾向があり。気まずかった記憶もあります。
最初の3日間は大悟君、有三君と、よそよそしかったのですが、時間の経過と共と大悟、有三と呼び合えるようになり、オーストラリアに来た今でも連絡取り合うほど仲良くさせてもらってます。
大悟、色々と面倒みてくれて本当にありがとう。
話は脱線しましたが、乗り換えの為に前の方に移動していた僕たちはスムーズに乗り換えの場所までいけました。
寒かった日本の冬の深夜から一気に暖かいホノルルのお昼でした。乗り換えの為に一瞬外に出たのですが最高の天気だったのを覚えています。
ホノルルでの乗り換えは何かテンションが上がりました。まぁこの時はハワイに少し寄って遊びたいと思う余裕は全くなく、サッカーと英語で頭がいっぱいでした。
そしていよいよ、アメリカ本土、アリゾナに向かいました。下り立ったのはフェニックス空港。
空港に着くともう夜の11時くらいだったと思います。空港にはニューイングランドレボリューションのマネージャーらしき人が迎えに来てくれていました。
挨拶もろくに出来ずに車に乗り込みました。(英語話せないから)
この時から戦いははじまっていたのでしょう。
ホテルまで1時間くらいだったかなぁ。車内の会話も全くわからず・・。
いよいよアリゾナに到着。待っていた敵は自分。
ホテルに着き部屋に案内されました。
もう既にニューイングランドレボリューションのキャンプははじまっていて途中合流でした。部屋は大悟との2人部屋で安心したのを覚えています。
部屋からの景色

ホテルに着いたのは深夜0時を過ぎていたと思います。
明日から練習と言う事で早くシャワーを浴びて寝ようとしたのですが、、
全く寝れずに朝を迎えました。完全に時差ボケと思いましたね。
朝食の際に監督に会い、練習どうする?と大悟が聞かれていたので大悟は軽めにしてくれと言ったみたいで、僕も全然寝れていなかったので軽めがいいと言ってもらいました。
なんせすでに2日半寝てない状態だったので。。。
しかし練習が始まると僕だけ呼ばれ全部練習に混じる事に。
ってか当たり前ですよね。練習生で何調整しとんねんって感じでしょう笑
なんとかその日の2部練習を乗り切り今日こそは爆睡と張り切ってお風呂も貯めてゆっくりと浸かり早めに寝ようと思いました。
練習のレベルというと、練習生が7人ほど来ていたのですが練習生は正直全然でした。
大学生で注目されてる人が来てたのでしょうが。
練習生が多くいる事に後に結構苦労する事になります。トップチームはそれなりのレベルでした。
しかしJ1での上位争いは厳しいだろうなという印象でしたね。
話を戻すと、練習初日に2部練習をし、10時くらいにはベッドには入り寝ようとすると。。全然寝れない。身体は凄く疲れていたのですが。これは時差ボケにしては寝れなすぎる。
理由を探していると。判明しました!!
味わった事の無いストレスと自分の弱さ
完全にストレス。でしたね!
子供も3人。家族5人の生活が自分次第。自信はあったが契約が無い状態がはじめてだったのと、英語圏で知らないうちにかなりのストレスを感じていたみたいです。
そしてその日も一睡もできず….。
次の日(2日目)の2部練習もなんとか乗り切り、この日こそは!!爆睡しようとネットで眠れない時の対処法を調べまくりました。笑
海外慣れしててプレッシャーに強い男、内田篤人にも相談し…
“ユウちゃん、寝る時間以外もベットで過ごしたら駄目だよ。寝る時だけベットに入らないと寝れないよ”と言われ..。
確かにずっとベットでゴロゴロしていました。後輩ですが経験してる男は違うなぁと思いましたね。
あっちゃんかっこぅいぃー!!

はい!明日からはベットで過ごすのは寝る時だけにします。

壁ドンしてってお願いしたのに照れちゃいました笑
脱線しましたが、、、
そしてその夜、眠れると言われている音楽を延々と流しながら眠りにつこうとしたのですが…….。全く眠る事が出来ずに朝を迎えました。
そして三日目の朝からは早朝ランも始まり、3部練習になりました。
もう身体はクタクタ、英語のストレス、契約の不安、頭はボーっとするし。
こんなんじゃいいパフォーマンス出来る訳も無く、大悟に睡眠薬みたいなものをトレーナーに貰って来てくれないかとお願いしそれらしきモノを貰いました。
ちょっと長くなりすぎたので続きは次回に!続きはすぐ更新します!!
では、See you soon!!